今日までに途中のまとめ作業を片付けてから明日の希哲館創立14周年を迎えようと思っていたが,順調に改善している生活律動のため,無理せず来月に持ち越すことにした。雑多な考え事で頭が一杯だったところに,たまたま被った第49回衆議院議員総選挙のせいでまた一つ重い考え事が出来てしまった。
新生デライト開発の再開とともに朝の日課も再開するつもりだったので,ネット環境整備とドメイン名完全集約についてのまとめ,月記の穴埋めは,朝の輪郭整備で少しずつでも片付けていくことにした。
結局,金風が希哲館事業14年目の最後を飾ることになった。15年目でデライト収益目標達成を果せば,それはそれで綺麗な展開だ。
私の政治思想は明快に既成の政治勢力と一線を画しているが,これは選挙権を得た20歳の頃には概ね固まっていた。従って,既成の政党・政治家を積極的に支持することはない,という立場で一貫している。ただ,この立場を正しく投票行動に反映させるのは難しいとも感じていた。
これまでの選挙を振り返ると,ほぼ野党への消極的な投票(消極的野党支持)か棄権のどちらかだった。黙って投票するなら白票よりは消極的野党支持の方が有効だろうと思っていたし,希哲館事業の成り行きの方が日本にとって重大な政治問題であるという考えで,寸刻を惜しむような時期には堂々と棄権してきた。
今回白票を投じることになった理由としては,デライト上で投票記録を取ることを考えるようになっていたことが大きい。これまでは,投票に行ったとしても適当な野党や野党候補に入れるだけだったため,投票先に関しては記録もしていなければほとんど覚えてもいなかった。
しかし,希哲館執務長としての投票行動を公式に記録・公開することを考えると,消極的支持とはいえ特定政党や特定候補者の名前を出すことは誤解を招きかねず,極力避けたい。棄権にも政治参加を否定するような別の誤解を招く可能性がある。となると,白票を投じるしかないことになる。
こう考えて投票を終えた後で,第25回参議院議員通常選挙時のように具体的な投票先を明かさない消極的野党支持という選択肢もあることに気付いたが,それにしても誤解の余地はあり,不透明感は拭えない。結局,白票が一番潔い。「希哲党」と書きたい気持ちもあったが,今は迷惑行為にしかならないだろう。
公開を前提とするなら,白票にも希哲館の政治的独立性を表明する手段としての意義を見出せなくもない。希哲党結党が実現するまでは,この「白票原則」を採用することにした。長年すっきりしない問題だったので,これはこれで大きな収穫だった。