kitetu.com
のサブドメイン設計についての検討で終了。
今後,デラングのように独立して参照出来るべき献典には積極的にサブドメインを与えていくことにした(例:dlng.kitetu.com
)。
デラング的転回と同時にデラング文書に dlng.kitetu.com
を与えることを決めたが,これを機に,知番や Cμ,SLFS 等々の公式文書にもサブドメインを与えることを考え始めた。
これまでサブドメインの追加には消極的で,例えば技術系の献典は tech.kitetu.com
に集約することを考えていた。ただ,この手の URL 設計は,運営者にとっても閲覧者にとっても直感的でなく情報過多になりやすい上,階層的な整理が難しいことも多々あり,変更に弱く参照可能性の低い URL が出来がちであるという問題があった。
こういう場合の対策として,経験上「最短原則」が最善であることは分かっていて,最近は駒手にせよ各種識別子にせよ知名(最短知名原則)にせよ最短化する流れにある。サブドメインについてもこれに従うことにした。希哲館事業の要素は全て kitetu.com
の階層下にある,ということだけは確かだ。もちろん,これとは別に,階層的な情報源もあった方がいいので,そこは tech.kitetu.com
などに担わせる。
献典にドメインとしての独立性と統一感を同時に持たせられるのだから,むしろ,ここからがドメイン名統一の本領発揮になりそうだ。
2文字サブドメイン問題の解決
サブドメインを活用していく上で,一つ,「2文字サブドメイン問題」とでもいうべき問題があった。
例えば,Cμ にサブドメインを与えるなら cu.kitetu.com
とするのが自然だが,CU
はキューバの国家符号だ。
ドメイン名統一によって ccTLD を使わなくなっているため,将来的に地域別ドメインが欲しくなった時にはサブドメインを使うことになる。2文字サブドメインの使用は避けるべきかもしれない,と考えていた。キット*メーネの mn.kitetu.com
もモンゴルの MN
に被っているのが少し気になってはいた。
ただ,その懸念も「もやもや」の域を出ていなかった。明らかに紛らわしいサブドメインは最初から使わないので,被るとしたら普段意識しないようなものだ。被ったとして,ドメインハックで ccTLD も有名無実化している今,そこまで神経質になることでもないだろう。そんなことのために,わざわざ不自然な表現もしたくない。とはいえ,サブドメインの選択肢が多いに越したことはない。
そこで,国家符号を表す何らかの接子の導入を考えた。Facebook のように,ja-jp
と言語符号付きを基本として,言語符号がいらない場合は x-jp
のように表記出来るようにするかとも考えたが,少し野暮ったい。
最終的に,4
接頭子を導入する方向で検討を進めることにした。例えば,キューバ向けのドメインは 4cu.kitetu.com
として cu.kitetu.com
と区別出来るようにする。衝突しなければ 4
接頭子は省略してもいいし,4ja
のように言語符号に代えられてもいいだろう。4ja-jp
のような表現が出来てもいい。これなら十分な簡潔性と柔軟性を兼ねられる。
例えば 4jp.kitetu.com
なら www.kitetu.com
と変わらない標準的な長さだし,むしろお洒落感すらあるので,これで統一して,4
接頭子無しは転送用にしてもいいくらいかもしれない。
いまのところ地域別ドメインの必要は感じておらず,将来的に必要になるかもしれない,という程度の問題なので,細かいことは追い追い決める。とりあえず理論上はすっきりしたので良かった。