上旬までに目指していた教育漢字・仮名前身漢字の整輪は中旬まで延長。
漢字輪郭の後景輪郭に情報が乏しい場合,それらもざっと整輪しておくことにした。既にある程度充実している輪郭に関しては飛ばしてばら成しを保つ。漢字語の読みについてもここである程度整輪しておくことにした。このあたりは時間対効果が高い。
今日も丸々休日にしようかと思っていたが,自然と気力が湧いたので半休にし,デライト開発と一日一文を再開した。
結果的にデライト開発の夏休みになっていたが,中途の動的引連 SVG アイコン実装は没頭していると感覚が麻痺してくる作業なので,少し離れて丁度良かった。
一日一文に関しては,「“SNS の次”としての KNS」が長引き過ぎているため,軽い題材で一編書き上げた。1日1時間では長大化した場合に時間がかかり過ぎ,持ち辺が下がってきてしまうという問題があるので,こういう時はつなぎに軽い文章を書くことにした。
ただ,軽い文章でも1時間はギリギリの時間制限だ。書き上げられる見込みがある場合に限って,30分の延長を許容することにした。
これからしばらく休日が不規則になることが想定されるが,「休業」も「臨時休業」もやや語弊があるため,「休務」と表現することにした。
やはりまだ頭の整理をする必要があると感じたため,ざっと9月の月記を付けながら振り返りをした。金風の衝撃で忘れそうになっていたが,こうしてみると,実はそれ以前から色々な進展があり,それなりに手応えを得ていたことが分かる。
月記は6月から付けていないと思ったが,よく見ると1月から3月も付けていなかった。思えば,そんな余裕も無かった。少し早いが,今年も恐ろしく濃密で急激な年だったなと思う。
特に金風は,いまだに希哲館事業全体の中でどう位置付けるべきか分からないところがある。楽観的に見れば,デライトの成功,あるいは希哲館事業の成功を決定付けた出来事であるような気もするが,まだ手放しで喜べるほどの確信が無い。
引き続き10月中のデライト収益目標達成を目指し,それが失敗しても来年1月までは1ヶ月ずつ延長可能とすることは決めているので,当面やることに迷いがあるわけではない。ただ,それに取り組む上での心構えが定まっていない。
物も心も,一つ一つ,じっくり整理していくしかないのかもしれない。この日記を書いているうちにも少し気持ちの整理が進んだ気がする。
今,限りなく100%に近い成功への確信はあるが,それが油断という失敗要因になりうる。少なくとも二重三重の保証がある120%の確信でなければ,それを確信と認めるわけにはいかない。結局,「確信出来る」が「確信していい」になるのは収益目標達成を果してからだ。
まだとりとめのない考え事が多く,調子が出るまでに時間がかかったが,KNEST 隠し実装を本格的に再開出来た。
今後の組計に関しては,10月までのデライト収益目標達成という目標は維持し,最低限の事務と整清以外は極力新生デライト開発に集中する。さらに,7日の日記でデライトの早期成功の目安とした希哲16年1月までは1ヶ月ずつ延長可能とすることにした。
それで達成出来なかったとしてもまだ余裕はあり,先行きに不安はないが,しいていえば,この状況に安心感と解放感を抱き過ぎているのが不安だ。敵の本丸を蟻の這い出る隙もないように取り囲み,あとは陥落を待つのみ……勝利は確実に目前にあるが,まだ戦いは終わっていない。一番怖いのは油断だ。
今年に入ってからも目先の利益を見送り続け,長期的利益を見込んだ作業を挟むことが多かったが,それによって,この降って湧いたような幸運を最大限に増幅することが出来た。
偶然はあるが,その偶然を奇跡に変えるデライトの知能増幅にも正直驚いている。
開発時間が多くなることで運動不足になりやすくなるため,毎日の散歩と隔日の陶練は欠かさないようにしたい。
ここ数日,興奮やら感傷やらで睡眠も乱れているので今日からしっかり寝ることにした。
10日まで様子見をするつもりだったが,少し早めに,10月中のデライト収益目標達成に向けて組計調整することを決めた。
昨日察知した状況の変化により,先月29日の日記に書いたような「デライトの長期停滞」の懸念が後退し,無理に今月中の達成を目指す必要はなくなった。となれば,より確実な方を取るべきだろう。
当然,達成が早いに越したことはないので,引き続き,落ち着きながらも適度な緊張感は保って新生デライト開発を進めていく。
ここに来て,「デライトの早期成功」という概念について再考する必要を感じた。10月の収益目標達成が早期成功というのはいいとして,11月や12月なら早期成功ではないのかというと,それも違和感を覚える。
そう考えてみて,自分の中で,主観的な基準と客観的な基準が混在していることに気付いた。振り返ると,常に大体3ヶ月以内の収益目標達成を目指してきた。その時々の状況に合わせた結果として,それぐらい先の見えない道を歩んできたということでもある。収益目標達成が半年先や一年先になるということは,常に考えたくない「遅さ」だった。
希哲館創立14周年(11月1日)までの収益目標達成というのも,昨年11月に十分な猶予として決めたものの,結局はその遅さに耐えられず早めては延長を繰り返し,結果的に最近では早期成功の目安になっていただけだ。
つまるところ,これまで「早期成功」と呼んでいたのは,「現時点から3ヶ月以内くらいの収益目標達成」のことだった。だから,いま11月や12月の達成を遅いとは感じないわけだ。
ここで,「客観的な早期成功」とは何か,について考えた。状況を引いて見た時に,どこまでが大っぴらに早期成功と言えて,どこから言えなくなるのか。
まず思い浮かんだのは,「デライト2周年」(希哲16年2月13日)だった。サービスの成功という観点からいえば,離立から2年未満で十分な収益化を果せば早い部類と言えるだろう。それを過ぎると中途半端,微妙な印象になってくる。
研究開発を事業として成功させるまでにかかる標準的な時間を15年とするなら,希哲館創立から数えて14年と少しで,これも「やや早め」とは言える。自分の年齢も,36歳でこの規模の研究開発を成功させれば若過ぎるくらいだ。最終的な希哲館事業の成功を考えても,まだ遅くはない。
ここまで考えて,デライトの早期成功の目安は,デライト2周年,キリの良い所で希哲16年1月と認識を更新することにした。
主観的な目標意識も,それはそれで持っておいた方が適度な緊張感のためには良いが,それにとらわれて自分を追い込み過ぎると暴走してしまいかねない。そういう時に状況を客観的に見て冷静になれるように,目標は二重に持っておくべきだろう。
さらに踏み込んで,そもそも「デライトの成功」とは何か,ということまで考えてしまった。この調子で収益目標達成を果したとして,その時点ではじめてデライトの成功とするのか。未来から見ればそうではないかもしれない。だとすれば,デライトはいつから成功していたのか。
デライト開発自体は概ねずっと好調だし,私自身も「黄金生活」なんて言葉が出るくらい物心両面で満たされた生活を送ってきた。一日一文でも書いたように,ネットサービスなんて見かけでは分からない問題を多々抱えているもので,何をもってサービスの成功とするかは,そもそも難しい問題だ。
収益目標達成というのは,あくまでもデライト,引いては希哲館事業を発展させるための手段だ。目先の収益よりも優先すべきことを優先し,目的のために最善の道を歩んできた結果として,丁度良い時期に収益目標達成にも手を伸ばせるようになってきただけではないかという気もする。そういう意味で,成功と収益目標達成の因果関係は逆なのかもしれないと考えることがある。
デライトはすでに成功しているのかもしれない……という考えは,これまで何度となく脳裏をよぎったが,その度にかき消してきた。ただでさえ反餓精神に乏しい自分を甘やかしたくなかった。
ただ,ここ最近,それこそ絵に描いた餅が食べられる餅になったというような歓びを感じていたところに,時間のゆとりまで増え,もう勝手に成功した気分になってしまっている自分がいる。それが良いことなのか悪いことなのかは分からない。
何をもってデライトの成功とするかは結論を急ぐことでもないので,とりあえず来年1月までに収益目標達成出来れば「デライトの早期成功」とするとして,いまのところ失敗の余地はないように思える。
また他に優先すべきことが出来て先送りになることがないとも言えないが,その時はその時の自分の判断を信じよう。
5時前起床を目指したが,寝不足続きだった上に5時間睡眠で調整しようとしたせいで二度寝してしまった。
いまのところ早朝出振るいの必要はないので,睡眠調整はゆっくり進めていくことにした。
定休日なので,思いつきのままに軽い作業をしたり考え事をしながら過ごした。特に,来月以降の過ごし方についてよく考えた。
10日まで様子見をするつもりだったが,それとは別に,15日までは月内の収益目標達成を目指した作業を続けることにした。組計の整理をした結果,多少使える日数が増えた。
デライトの早期成功のために,遅くとも10月中には収益目標達成を確定させたい。となれば,現時点ではあくまでも9月中の達成を目指すべきだろう。ここまでの膨大な時間を得るにはそれなりのツケもあり,10月以降は単に延長というわけにはいかなくなってくる。この機会を逃せば,デライト自体は潰れないまでも,開発は長期停滞に入ってしまう可能性がある。
つまり,この2ヶ月が早期成功にとって最後にして最良の機会だ。久しぶりに「死に物狂い」という言葉を思い出したが,日本にとっても危機的な状況がそれで何とかなるなら甘いくらいだろう。この期に及んでまだ気持ちのゆとりを持ち過ぎているような気もしていたので,丁度良い引き締めになった。
暑さの峠は明後日から下り坂に入る予報で,やはり良い夏休みになったようだ。
昨日の日記を書きながら,9月中としていた収益目標達成の見込みに10月までの幅を持たせることにした。
9月中の収益目標達成を目指すことにしたのは7月10日のことだったが,流石に7月下旬からの激動の展開は想定していなかった。それでも組計を維持出来ていたのは,今月3日,新生デライトの完成後ではなく新生デライト開発の途上で収益目標達成を狙うことにしたからだった。
ただ,この中旬まで,稼げた時間的余裕を想定していた実作業ではなく,投資に近い使い方で相殺してしまった。こうなれば,組計も延長するのが道理だ。
デライトは無茶をしなければ維持し続けられるとはいえ,希哲館事業の成功のためにはあくまでも早期成功を目指したい。これがずるずる引き延ばすことを避けたかった理由だったが,希哲館創立14周年の11月1日までを「デライトの早期成功」の目安としてきたこと,1ヶ月の差しかないことを考えれば,確実な方を取るべきだろう。
しかし,組計調整の負担,適度な緊張感が失われる懸念もあり,早過ぎる切り替えも良くない。このまま9月上旬までは様子を見て,進捗次第で9月中に決着をつけるか,10月までの延長戦に持ち込むか,10日頃に決断することにした。
結局,こうして最適化を繰り返しながら,11月1日目前の収益目標達成で最も期待感が高まっているのだから,昨年11月10日の日記を書いていた自分が恐るべき予言者に思えてくる。
ちょろちょろとはいえ,こんな異例尽くめのサービスで一応収益化出来ていることもすでに奇跡としかいいようがない。もう一踏ん張りだ。