翻訳

描主宇田川浩行K#F85E
上描き希哲8年(2014年)
07月09日 01:26
下描き希哲6年(2012年)
06月18日 11:14
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

宇田川の理論では,言語における綜合の一種。

一覧

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数十分でもまともに頭を使って考えれば「配分子」と簡単に訳せるものを「アロケーター」と何十年も書いてきたのだから,日本の情技(IT)業界進歩しないわけだ。まともに言語を使ってないのだから。

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アロケーターを「配分子」と訳そうとしてちょっと気付いたのだが,アロケーションって「確保」とはちょっと違う意味だし,「割り当て」はちょっと漢語的な複合語と相性が悪い。となると「動的メモリ確保」も「動的記憶配分」等に訳し直した方が良いな。

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コンストラクターを「構築子」と訳すのは直感的なのだが,デストラクターがちょっと難しいな。「解体子」と訳したことがあったが,単にバラバラにするわけではない。「破壊子」は物騒だし,「破棄子」はイメージに近いが言い辛い気がする。まあ,客体を安全に削除するために解体する,と解釈すれば解体子でいいのか。

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しかし,「指示体」程度の翻訳を試みる努力もせず,「ポインターは難しい」とか言わせてた業界,なんなんだ。

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ポインター翻訳語,「翻体」がちょっと気に入ってたが,「指示体」か「指点体」あたりを暫定訳語にした方が分かりやすいかもしれない。

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そういえば,論組プログラミング)におけるバグ論駁の「」(入りまじる)で訳していたのだが,よく考えたら「馬鹿」でもいい気がしてきた。バグフィックスは「馬鹿直し」で。

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なんでだろう,イノベーションの「異能普請」(いのうぶしん)って訳語,たまに使いたくなるのだが使ってみるとちょっと恥ずかしいものあるな。駄洒落臭すぎるのか。

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特に数学論組なんかで,神秘的な論理美みたいなものに到達した時に感じるエレガンスに相応しい日本語は「麗厳」しかない。

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エレガントあるいはエレガンスを「麗厳」(れいごん,れいげん)と訳した自分を誉めたい。ここぞという時に使うとやっぱりしっくりくる。

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昔,ヘッダーを「」(へた),フッターを「」(ふた)と訳していた。ヘッダーは食べる時には捨てる果実の蔕のようだし,フッターは内容に蓋をして完結させるようなものに思えたから。

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没苦縛苦妨苦乏苦……どれもそれっぽいが,まだ何か出そうだな。

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このボトルネックも良い感じに訳したい。流石に「房筒根苦」(ぼうとうねく)では駄目だろう。

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最近,フロントエンドバックエンドを「前系」と「後系」で訳して意外に悪くないと思ったのだが,「前縁」と「後縁」も良い気がする。既に辞書にある言葉だが,「」を「ふち」とも「つながり」とも解釈出来る深みがある。

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ちゃんと翻訳すれば「柔品開発では理腑交度を整理し論組保守性を維持することが重要だ」と書ける文を「ソフトウェア開発ではリファクタリングコードを整理しプログラムの保守性を維持することが重要だ」と書いてきたのが従来の情技(IT)日本語だ。そりゃ負ける。

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カタカナ語を一つ訳すたびに,借り物だった概念が自分の物になる感覚がある。

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昨日の「団放」(だんぽう,ダンプ)といい,今日の「理腑」(りふ,リファクタリング)といい,翻訳の神はまだ私から離れないらしい。

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リファクタリング,重要概念なのでやっぱりちゃんと訳しておきたいなと思って少し考えたのだが,前に考えた「理譜」から「理符」「理秘」などと少し派生案を出していったら「(内臓)を整理する」で「理腑」(りふ)と閃きに落ちた。

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日本人が長いあいだ失なっていた「日本語の力」を取り戻す力が希哲館訳語にはある。

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そういえばカラムを「経欄」(けいらん)と訳していた。「」は縦という意味でも使うので「縦の欄」と解釈出来る。

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なぜ私がこんなに大胆に翻訳語の実験が出来るのかというと,デルンが言葉の「意図」を残せる司組(システム)で,検索性追跡可能性が落ちないからだ。これはただの文字列として文章を扱う司組ではありえない。

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あと,ローカルの訳語「領下」も思った以上に使いやすくて気に入りつつある。何より領主気分に浸れる。

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データベースを「出場」(でば)と訳すの,最初はどうかと思ったが意外と使いやすくて良いな。

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クエリを「求頼」(きゅうらい)と訳しておいて良かった。

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タイマーって,何か上手く訳せないかな。このまえクロックを「」と訳せたように,何か妙訳がありそうなのだが……。いま見ると「待鳴」とか悪くないな。

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基本的に,こういう話題は日本の情技(IT)業界では黙殺される。ただ,私は性格が悪いので業界が黙殺した期間が長ければ長いほど私の手柄が増えると思っている。後で「業界人に理解が無さすぎたが不屈の精神で頑張った」みたいな苦労話が出来て良い。黙殺していい話題なわけはないので,早く気付いた方が得をする。

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私はプログラミングを「論組」と訳したが,これほど推論能力を鍛えられる作業もないなと思う。

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ただこれ,バッファそのものというよりバッファサイズっぽいな。「場幅を取る」とか「場幅が足りない」とかは割と直感的なのだが……。

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論組(プログラミング)におけるバッファをどう訳すかという難訳問題があったのだが,さっき「場幅」(ばはば)という訳語を思いついて妙にしっくりきた。

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Linux などでの共有ライブラリの名前は例えば libfoo.so → libfoo.so.1 → libfoo.so.1.2 というように linker namesonamereal name という三層構造になっているのだが,これを輪結名共有名実体名という翻訳語で表現し概念的に整理出来るようにした。

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ちなみにリンクというのは「鎖の輪」という意味なので,「輪を(で)結ぶ」で「輪結」というのはそれなりに原義を捉えた訳語ではある。さらに捨てがたいのは,これがリンケージをよく音写している点。

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しかし,例えば「このページに連鎖させる」が日本語的に直感的かというとやはり微妙だ。ならまだ「このページに輪結する」の方が良い。

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もっと単純な案では「連鎖」があるが,これも「連環」に近い問題がある。あれとこれが連鎖する,とは言っても,あれをこれに連鎖する,とはあまり言わないので直感性という観点からどうか。素直に「連鎖させる」でもいい気も。

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連環」は一応辞書にもある言葉なのだが,状態を表現する語感なので「リンクする」をこれで自然に訳そうと思うと「連環させる」になりちょっとまどろっこしい。だったら「輪結する」の方が分かりやすいか,と昔判断した記憶がある。

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ヘッダーフッターをどう訳すかというのも難しい問題だったが,頭書(とうしょ,かしらがき)と脚書(きゃくしょ,あしがき)を暫定訳語としておくか。ヘッダーファイル頭譜(とうふ,かしらふ)で。

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何度みてもかっこいい希哲館訳語は「如零」(にょれい,ヌル/ニル)だな。最近だと「核脳」(カーネル)がちょっと近い。中二的というか。

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何度みても自分で笑うのは「面触れ」(めんぶれ,メンバー)だ。顔触れともいうし面子ともいうので何も間違ってはないのだが,メンブレでメンバーを音写する発想がどこから出てきたのか……。

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まあ,完璧な訳語を見つけるまでその外来語が使いにくいというのは単純に不便なので,「暫定訳語」みたいな概念はあった方がいいのだろう。

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諸場」(もろば,モバイル)あたりで限界を感じはじめていたのかもしれない。

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再評価というか,凝った翻訳語造りを極めてしまったので,良い意味で諦観出来るようになったということか。メモリの上手い訳語なんて,見盛り,面盛り,真盛り,俎盛り,前盛り……とか色々考えたが無理だ。「」という漢字がメモリを連想出来るので「盛り」を上手く使いたかったのだが……。

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ここ数年,道手(みちで,メソッド)とか省割(ショートカット),換え取り(カートリッジ)とか,かなり技巧的な翻訳語を大量に造ってきたのだが,最近,ディスプレイ表示機プロセッサ処理器メモリ記憶器とするような単純な訳語も再評価しつつある。

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こういうのちゃんと訳さない日本人,まともに日本語で情報を蓄積する気がないなと思う。でなければ,「タイムスタンプ」なんて書くのも読むのも面倒臭いと思うはずだ。

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ハッキングクラッキング発工割工ハッカークラッカー発家割家と訳すのは一見ただの当て字に見えるかもしれないが,実は発(ひら)く,割る,で意味もちゃんと捉えている。

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コマンド オプションのように文脈が明らかな場合は「駒手応付子」はやっぱり冗長な気がする。この場合は「駒手応付」で十分。

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冗長感といっても,オプション応付子と書け,コマンド オプション駒手応付子と書けるので従来比では十分簡潔な表現なのだが。

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全用法「応付」に統一するのが一番単純だが,場面によっては曖昧な表現に感じるかもしれない。「応付子」はその意味で分かりやすいが,やや冗長感がある。そこで「応符」という案が出来たのだが,これはこれで差が微妙で使い分けの意義が薄れる。と考えると,原則「応付」で「応付子」とも表現出来る,というのが無難か。

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オプションの訳語「応変子」も悪くないし一時期は気に入っていたのだが,「応付子」の方が発音しやすく「応付」が広義のオプションにも使えるという利点がある。悩み所は,全用法「応付」にまとめてしまうか,駒手(コマンド)用に「応付子」か「応符」を使い分けるべきか,というところ。

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コマンド オプションオプションをどう訳すか,この辺ではっきりさせておきたい。最近の有力案は,応変子応付子応付応符コマンドはすでに「駒手」(こまで)と訳している。

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面白いことに,これだけ明らかな問題で日本人として看過してはならない課題であるにもかかわらず,「カタカナ語翻訳」という話題は今のところ完全に黙殺されている。ここに業界の闇がある気がしている。

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実は希哲館発足当初から翻訳活動というのはしていたのだが,情技(IT)文書って翻訳しようとすると「英単語をカタカナに置き換える作業」が大半を占める。これは翻訳をしていると言えるのだろうか,という疑問が希哲館訳語の原点になっている。

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パーソナル コンピューターは「個人勘報機」で良いとして,PCパソコン)のように気軽に使える略語が欲しいと思っていたのだが,今のところこれは「個人機」が良い感じ。

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そういえば昔,ソケットを「挿口」(そうこう)と訳していたな。地味ながら音声的にも意味的にも完璧な訳語。CPU ソケット中心処理器挿口,略して中処器挿口といったところか。

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以前も書いたのだが,要するにこれって「使い捨て日本語」で,使い手の視野の問題だという気もしている。例えば,日本に多い「与えられる技術に合わせて自分のやり方を変えていけばいい」という雇われ技術者に翻訳という「日本語の未来への投資」の意義を理解してもらえるかというと,ちょっと不安がある。

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」(こく,クロック),最近の希哲館訳語では,「核脳」(カーネル),「付徴」(フィーチャー)あたりに並ぶ完成度か。

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良い感じのことを書いたから神様がご褒美をくれたのか,さっきクロック周波数などでいうところの「クロック」を「」(こく)で訳せることを発見してしまった。これは久々の名訳かもしれない。

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「複数の表示機に表示すること」という意味合いなら「多機表示」,「二機表示」,「三機表示」でも良さそう。

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本当にこういう,「考えもしないでカタカナ語を放置する」の,思考停止以外のなにものでもないし,日本の情技(IT)業界の病気と言わざるをえない。ディスプレイモニターを「表示機」と訳してはいけない理由なんて誰も分からないし,考えたこともないんだろう。

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また中国語と被るかな,と思ったら,中国語では〈顯示器〉らしい。当たらずと雖も遠からずだな。

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ディスプレイ勘報機(コンピューター)の構成要素ではなく周辺機器なので「表示器」よりは「表示機」がいいか。

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昔から思うのだが,ディスプレイとかモニターって別に「表示器」でいいはずなのに何故誰も言わないんだろう。

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その反対に,私がなぜ翻訳にここまで力を入れるのかというと,想品(ソフトウェア)産業が生まれた1960年代からの「勘報(コンピューティング)の半世紀」を集大成し,知識産業の新時代を切り拓くことを目標にしているからだ。ここまで大局的・長期的な視点で見れば,現状の情技(IT)日本語は「使い物にならない」と言わざるをえない。

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情技(IT)日本語が抱えている問題は明らかであるにもかかわらず,「カタカナ語翻訳」という話題は実は昔から全く人気がない。理由の一つは,そもそも日本の情技業界人が局所的・短期的な視点しか持っていないことだ。翻訳というのはいわば投資なので,「次から次にやってくる流行にいかに乗るか」ということだけを考えていれば全く必要ないわけだ。

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冗長性に関しては,小型勘報機マイクロコンピューター)なら「小勘機」とかより良い略し方があるので大した問題ではない。

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勘報機」が新奇な訳語なので,いきなり「小勘報機」と書くより冗長でも「小型勘報機」と書く方が区切りが分かりやすいか。マイクロプロセッサーは「小型処理器」,マイクロコンピューターは「小型勘報機」,が無難そうだな。

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この前,マイクロプロセッサーを「微処理器」と訳した(中国語訳と同じ)。「小処理器」よりは小ささが伝わりやすいか,と思ったのだが,でもよく考えたらマイクロコンピューターを「微勘報機」と訳すと今度は小さ過ぎるような気がしてくるな。「小処理器」「小勘報機」が日本語的には良いのか。

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コンピューティングを「勘報」,プログラミングを「論組」,ソフトウェアを「想品」,ハードウェアを「剛品」と書けるだけでどれだけ日本語技術文書がマシになるか。多分あまりの世界の違いに全日本が泣くと思う。

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希哲館訳語が使えるだけで情技(IT)日本語が見違えるように美しく,簡潔に,そして表情豊かになる。

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これも情技(IT)日本語にとっては大きい進歩だな。これまで,ソフトウェア想品)はともかく,ハードウェアについて記述しようとした時にもどかしかった。これが無くなるのは嬉しい。

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ハードウェアソフトウェア希哲館訳語は,直訳系を「剛品」「柔品」とし,意訳系をハードウェアは未定,ソフトウェアは「想品」とする。従って,過渡的に「剛品」「想品」の組み合せを使ってもいい。現実的かつ美しい解決。

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無難でバランス的に一番優れているのは「剛品」「柔品」の組み合せかなと思う。その上で,「想品」の良い対義訳語が見つかるまで「剛品」を使う,というのが良いのかもしれない。というか良いな。これで行こう。

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硬品」「軟品」の改善案として,「剛品」「柔品」という案もある。日本語における漢字感覚として,硬軟より剛柔の方が抽象的なので,触感的なイメージから少し離れる。柔道のおかげで日本人には親しみやすい漢字でもある。

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現時点で割と有力なハードウェアの訳語に「道品」がある。音声的にハードな印象もあるし,道具の道,想品(ソフトウェア)の足場という感じもあり……。

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そういう意味でも「想品」は割と良い訳語だと思っている。あとは対義語をどうするかだけ。

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中国語よりも日本語の方が漢字の抽象度が低い,つまり漢字から受ける具体的印象が強いというのは,近代日本語の場合仮名・大和言葉と使い分けをするから。例えば「論じる」とか「感じる」とか,漢字一字の表現を多用するのも実は日本語特有の文化。役割分担がある分,漢字の意味が重い。

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ハードウェアソフトウェアを訳す上でちょっと気を付けたいのは,「」や「」のような具体的イメージの伴なう字は日本語では避けた方が良いということ。英語のハード・ソフト,中国語の硬軟よりも日本語の漢字は抽象度が低いので,例えば印象として「硬そうじゃないハード」を「硬品」と表現するのはちょっと違和感がある。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.01
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