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{制語 K#F85E/688C}

制語」(せいご,英訳:language control)は宇田川の造語。

いわゆる造語だけでなく,翻訳や,語に関連するもろもろの周辺調査など,語の意味を確立し制御するための行為をひっくるめて「制語」と呼ぶ。

「制語」というのはもともと,宇田川が「(政治的な)言語の支配権」を制空権や制海権になぞらえて「制語権」(language supremacy)と言った事にはじまる表現。

言語演劇論にも関連するが,馬から自由でなければ馬を御する事ができないように,言語から自由でなければ言語を御する事はできない,つまり,「(道具としての)言語そのものを制する」という意味も含む。