開発では全知検索整備についての検討が急進展し,新生デライトに全文検索など一通りの検索機能も盛り込める見通しとなった。
新生デライト開発もデライト収益目標達成も,日に日に展望が明るくなり,期待感も高まっているが,一方で,不思議な不安もある。
これは恐らく,意思と思考の齟齬の大きさによるものだろう。今月は,先月まとまった新生デライトの要件を実装する作業に没頭するつもりだった。ところが,実際にはここまで検討作業がやたら捗るばかりで,実装作業はほとんど進んでいない。
振り返ってみれば,無闇に手を動かすより考えるべきことが多かったのも確かだ。それによって困っているかというと,まだ気持ちのゆとりもあり,総合的な状況はむしろ良くなっているようにすら思える。
結局,意識出来ないほど膨大な情報を,意識が追いつかない速さで脳に処理させているということなのだろう。これだけ想定外のことをしていながら,なぜ上手く行っているのか,もはや自分でも分からない。
今日の全知検索整備検討にしても,やろうと思って始めたわけではなく,なんとなく考え始めたらするするまとまった。本当は輪郭選り手整備を進めたかったが,結果をみれば確かにこれで良かったと認めざるをえない。
こんなことは過去にも何度となくあったし,それに救われてきた。しかし,景色がどれだけ良くなっていようと,何度経験していようと,全く自分の言うことをきかない馬に乗っているのは不安なものだ。ましてやこれまでにない山場でだ。とにかく心臓に悪い。
そろそろ考えるべきことはほぼ考え尽くしたはずなので,明日にはもう少し御しやすい脳になっていることを願う。