今日は昨日考えた通り,執務時間をだいぶ矯正出来たが,一日の大半をぼんやり考え事をしながら過ごしてしまった。本調子が戻ってきたのは夕食後だった。
どうもこれは余裕が出て来た時の自分の悪い癖で,仕事に打ち込めるはずの完璧な状態になると,夢想的なことに気が行ってしまいかえって仕事にならない。
危機感が足りない,というのとは少し違う問題で,「隣の芝生」に近い妄執にとらわれてしまう時間がある。ありもしない可能性をあれこれ考えては,ふと現実に気付き,自分がいかに恵まれた状況にあるか実感する。
デライト開発は私にとって紛れもなく最高の仕事であり,これほど恵まれた生活も無いのだが,その実感がたまにどこかに行ってしまう。
これは時間の無駄のようで,実は時間をかけないと本当には分からないことなのだろう。ここまで完璧に近い状況が生まれたのはデライト開発以後なので,長くみても2年も経っていない。この間に学べたのなら遅くはないし,今なら最善の時期だ。ぐずぐず後悔せず,そう考えられることも進歩だと感じた。