今日も開発は快調だった。最後,試練が立ちはだかるようなこともあったが,上手く乗り切れた。昨日の発見で前縁開発への持ち辺が格段に向上したおかげか。
デルンの改良がみるみる進んでいくのも面白く,充実感に溢れる日だった。
今日はほとんど全知検索の引き放ち式操作の改良に時間を費した。
まず,引き放ちに関する事象処理を整理し,見通しを大幅に改善した。さらに,これまで適当だった引っ張り中のイメージ要素の形を整え,吹き描きをそのまま掴んで移動させているような用合いになり,直感性も改善した。
深夜,手定めで久しぶりに Chrome を使ってみたところ,一部要素の選択化が効いていないことに気付いた。Aejs の事象処理まわりなどかなり大胆に弄ったため,最悪設計の見直しまで覚悟したが,実際にはドラッグ可能要素が選択不能になるという Chrome 側の問題だった。これを「ドラッグ可能選択不能問題」と呼んでおくことにした。
かなり焦ったが,比較的短時間の内に問題を把握し,良い解決法も見つけることが出来た。何より,Aejs の設計・実装に問題が無かったことで自信を深めることが出来た。
希哲13年8月29日(28日深夜)に気付いた Google Chrome の問題。
draggable 属性を true に設定したドラッグ可能要素で選択化が行えない。一般的な Selection.addRange() を使った方法でも,ブラウザの Ctrl + A で全て選択してみても同じで,ドラッグ可能要素だけが選択範囲にならない。
Google Chrome 59 の Linux 版,Google Chrome 76 の Linux 版と Windows 版で確認済み。
mousedown 等で動的に draggable 属性を付加することで回避出来る。