希哲14年4月14日7歩で考案。
用語としては希哲14年4月24日正式採用。
前後景一覧整備続き。
18日8歩で4種の吹き描きに名前を与えておいたが,「逆さ吹き描き」に対する通常の吹き描きを明示する表現がなかったため少し不便だった。
そこで,昨日描いてみた四方吹き描き図を基に,左上吹き描き(div.bln.top.l),左下吹き描き(div.bln.btm.l),右上吹き描き(div.bln.top.r),右下吹き描き(div.bln.btm.r)と呼び分けることにした。
左吹き描き(div.bln.l)は左上吹き描きと左下吹き描きの総称,右吹き描き(div.bln.r)は右上吹き描きと右下吹き描きの総称,上吹き描き(div.bln.top)は左上吹き描きと右上吹き描きの総称,下吹き描き(div.bln.btm)は左下吹き描きと右下吹き描きの総称とし,全てあわせて「四方吹き描き」と総称する。「逆さ吹き描き」は表現としては分かりやすいため,下吹き描きの別称としておく。
これなら必要に応じて適切に呼び分けることが出来,交度上でも表現しやすい。
ついでに,しばらく使っていた「要素固有値」や「要素分類値」という表現も覚えにくいため見直すことにした。「要素識別名」「要素分類名」として,それぞれ単に識別名・分類名と呼んでもいいことにしておく。「識別名」「分類名」は最初に考えていた案だが,技術用語としての曖昧さが気になって採用しなかった。文脈が明らかではない場合は「要素」を付ければ十分だろう。
終了。
ここまでで考えておくべきことは考えたため,いよいよ前後景一覧の実装に入る。
途中で終了。
まず,前景一覧に必要な逆さ吹き描きにも関わる吹き描き4種の実装から入ることにした。
試しに領当てを調整してみると,左右吹き描きに関しては文書構造をいじらず,下装書の調整だけで十分なことが分かった。引き入れ欄も反転させた方がいいかと思っていたが,そのままでも問題ない。むしろ,そこまで変えると慣れにくい。
鼻付き吹き描きを考案した時,これは従来考えていたよりインスタント メッセンジャー風になりそうだと思ったが,試してみるとこれが絶妙だ。
まず,吹き描きの構造上,他人の輪郭では左にある自我アイコンが目に入りやすく,左右反転させた自分の輪郭では内容が目に入りやすい。
左は他人,右は自分という一般的な IM の流儀を取り入れつつ,自分の輪郭が目立つように出来ている。これはデライトにとって満点の領当てだ。
朝から前後景輪一覧の領当てについて本格的な検討を始め,およそ6歩分かけて昼過ぎには概ね方向性が定まった。これで,デライトの用合い設計にも死角がほぼ無くなった。
まず,6月30日の開発で検討していた,吹き描き前後景部の所定件数越えを「...」で表現し,そこから一覧に飛ばすという案は,一旦白紙とすることにした。一覧ではなく,知名だけざっと確認したいという場合が考えられるためだ。動的にただ追加するのではなく,所定件数以内で表示範囲を切り替えていく,というのであれば領当てを壊すこともない。
輪郭一覧のページ付けは動的追加を検討してきたが,かえって重くなったりする懸念もあるため,いったん画面遷移で実現することにした。表示は一覧の左上と右下に ... と上下矢印,ページ番号を組み合わせる形を検討。現状,録落ちボタンが⤵を使っているため紛らわしいが,これはすでに利用者情報ページに移動することを決めていたため無視していい。細かいことは実装しながら試行錯誤していく。
前景一覧については,4月14日7歩で考案した逆さ吹き描きを踏襲するが,最上部だけでなく一覧の各吹き描きも逆さにしてみることにした。
引き入れボタン・引き外しボタンを実装する上で,引き入れ状態をどう表現するかという問題もあったが,これも一応の目処が付いた。結局,くぐった輪郭と輪括関係にない輪郭線は点線に変え,中景部と上にくる前後景部の白・白煙色を入れ替えるとそれなりに見えることが分かった。この時,全て白煙色にしてしまうとぼやけ過ぎて視点が定まらないため,注目させるべき前後景部のみ白にする。これに加え,ボタンの状態が変わっていれば十分区別出来る。
他の案として,左右反転も脳裏をよぎったが,やはりこれは自他の区別に使うべきとして廃案。横にずらすなども,横幅に余裕のないスマートフォン等の端末を考えれば普遍性が無い。吹き描きはその輪郭を認識するために必要な情報が凝縮されているため,何らかの省略表示を取ることも出来ない。というわけで,表示位置・表示形式は変えず,輪郭線・色彩・ボタンの3要素に特徴を持たせることで輪括関係を表現するのが最良という結論になった。
引き入れボタン・引き外しボタンは現状ですでに表示されている =} 形のボタンを活用し,可能な限り単純性を保つ。
ついでに,輪郭をくぐった状態での検索挙動についても整理。現在,吹き描き内部の検索窓は全体検索になっているが,これは本来輪括関係のあるものに限定して検索するのが直感にかなっている。そこで,くぐっていない状態で最上部に表示されている検索窓をくぐった状態でも表示し,そこを全体検索として使い分けることにした。画面遷移時にページ内輪結で隠せば,必要な時だけ出てくるように出来る。最初は検索窓を画面に2つ表示するのは美しくない気がしたが,かといってチェックボックスや検索語の特殊記法を導入するのが美しいとも思えない。これが一番直感には適っているだろう。
ここで,自他の区別に使うことを想定していた左右吹き描きもその方針で確定した。
これを機に,4種の吹き描きに厳密な用語を与えておくことにした。現状の左眼形を「左吹き描き」とし,左右反転させたものを「右吹き描き」,両者を併せて「左右吹き描き」と呼ぶ。さらにこれを上下反転させたものを「逆さ左吹き描き」「逆さ右吹き描き」と呼び,併せて「逆さ吹き描き」と呼ぶことにした。