プロジェクト

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲9年(2015年)
02月26日 00:23
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
この描出は「素描」です。
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結局,理論上どんなに世界のためになる優れた技術であろうと,実際に人が使いたいと思えるか,使って利益を感じられるかどうか,そこを見失うと望事プロジェクト)は失敗する。分かってはいても技術者は陥りがちななので自戒

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私も Mastodon捌き手サーバー)を3年くらい運用していたが,あれだけ「成功」した望事プロジェクト)でも Twitter のような主流サービスには遠く及ばないものなんだな,と思い知らされた。

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その問題を克服した最初の望事プロジェクト)が希哲館訳語だが,それで上手く行くとも限らない。表面的な問題は解決したが,未知の問題が隠れているかもしれない。

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私が感じていた,過去の翻訳語提案系の望事プロジェクト)に共通する問題は大きく2つあって,体系性実践欠如。つまり,ほぼ全て「部分的な提案」止まりだった。しかし,言語というのは体系であり実用するもの。それで上手くいくわけがない。

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希哲館訳語は,もともと「コンピューティング・ルネサンス」という希哲館事業最初期の望事プロジェクト)を補完するものから始まっている。勘報コンピューティング)に関する体系的情報源を作りたいと考えた時,日本語にそれだけの記述能力が無い,という問題に直面した。

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結局のところ,翻訳語を提案する望事プロジェクト)が上手くいかない理由というのも,「多くの人にとって望ましいものではあるが必要なものではない」という点にあるのだと思う。趣旨を説明すれば多くの人が良さそうだと思うだろうが,実際それを使わなくて困るということがない。

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デライト,見れば見るほど,複雑かつ長大望事プロジェクト)をよくここまで梱薄コンパクト)にまとめたな,という感じなのだが,それでもまだ十分ではないのだろうから恐しい。

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希哲館訳語望事」(プロジェクト),最初はそんなに気に入っていなかったのだが,意外としっくりくる。原語語感を上手く掴んでいるのかもしれない。

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例えばいま私がここで,「世界初画期的製品公開出来た!これでみんなが一斉に注目してくれるに違いない!」と思ったらその時点でこの望事プロジェクト)は万が一にも成功しない。古典的。最近ようやく「製品市場適合」(PMF)という概念認知されてきたが,市場では売れやすいものが売れるのであって,凄いものが売れるわけではない。

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これまでにも,カタカナ外来語を訳そうという翻訳語望事プロジェクト)が無かったわけではない。ただ,ほぼ全て「こんな翻訳語考えてみたけどどうですか?みんなで使いませんか?みんな使ってくれるなら自分も使います」という態度だった。私は「自分が使いたい最高の翻訳語を作って自分で使う。一応公開しておくからみんなも使いたいなら使えば?」という態度を貫いている。

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逆に言うと,それぐらいの超大望事プロジェクト)でも背景になければ日本語カタカナ依存症根治するような翻訳語体系創造なんて不可能だったわけで,これまで出来なくても無理はないよな,と思えるようになった。日本人は為す術を知らなかっただけで,怠慢だったわけではない。

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この考えに基いた『勘報累新大全』(The Corpus of Computing Renaissance)編纂のために蓄積し始めたのが希哲館訳語で,その実践こそ「日本語史上最大の翻訳語体系」と言える体系性だった。これ以前の翻訳語望事プロジェクト)は,断片的実践の伴わない提案止まりのものがほとんどだった。

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希哲館訳語は,15年くらい前にはそこそこ見かけた外来語翻訳望事プロジェクト)の中でほぼ唯一と言える生き残りなのだが,その秘訣は,あくまでも希哲館事業にとっての副望事サブプロジェクト)だったことだと思う。元々それだけで売るつもりはなかったから救われた。

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ほとんど使う意味が分からないカタカナ語といえば,「プロダクト」。「製品」でいい場合がほとんど。一方,意外と置き換えられないカタカナ語が「プロジェクト」。「計画」では規模まとまりが伝わりにくい。個人的には「望事」という翻訳語を使い始めてはいるが……。

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現況を説明する前に,あらすじで時間が無くなってしまうな……。まあ要は,無茶苦茶膨大な背景があってデライトはその先鋒にある望事プロジェクト)なので,あれこれ整理しているとどうしても時間がかってしまう,ということだ。

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簡単に整理すると,まず勘報機コンピューター)を基礎にした「知機」という全く新しい機械を作ろう,という望事プロジェクト)があり,その実装として虎哲がある。虎哲開発の足がかりとして,知機の中核理論である輪郭法ブログ感覚で使えるようにしようとデルンが生まれ,さらにそれを SNS 感覚で誰も気軽に使えるように,とデライトが生まれた。

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日本人性格からいって,ここまで向こうみずな望事プロジェクト)を本気でやる人間は,私が最初で最後だろうしな……。持ち辺モチベーション)を高めるつもりが変な重圧を加えてしまったかもしれない。

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寄り道といえば,デライト哲学体系の構築に始まり,論組(プログラミング)言語開発( 等),応司(OS)開発SLFS),それからやっと相振りアプリ)へ,と来ているわけで,世界で一番寄り道した望事プロジェクト)なのは間違いない。

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これは柔品(ソフトウェア)開発においては非常に心強いことで,開発者自身が用者体験UX)を知っているので,それを多くの人にいかに理解してもらえるようにするか,という点に課題を絞り込める。使えるか分からないものを作っている望事プロジェクト)も多いわけで,これは明確な強みと言える。

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プロジェクトを「望事」と訳すのを避けたのは,確かこれに先行してビジネスを「貿事」か「忙事」で訳そうと思っていたからだった気がする。紛らわしいと思ったのだろう。

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日本語で「プロジェクト」を使う場合,遠大で冒険的な感じがするので,「遠くを見る」と「希望」の意を兼ねる「」は適切な字。あと,「プロ」を日本語で音写する場合,縮約してホ(ウ)かボ(ウ)が好ましいので,音声的にもさほど悪くない。

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総合的に考えると「望事」が良い線言ってるな。

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「路(みち)を敷(布)く」という意味で敷路事あるいは布路事……。

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そもそも,プロジェクトとかソリューションってなんか漠然としか使ってないんだな。もっとイメージを明確にするべきなのだろう。プロジェクトと計画はどう違うのか,ソリューション解決策はどう違うのか。

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さえ注ぎ込めば良い柔品ソフトウェア)が出来るなら,大企業プロジェクト成功しているはずなので,一人で普通に働いて稼げる程度の優位に立つことは出来ない。時間だけがあなたの仕事差別化するのだ。

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日本の情技(IT)業界で中身のあるものが作りにくくなってしまったのも,やっぱり「貧しさ」が根底にあると思う。世界金融危機の頃までは,分かりやすく言えば「Windows を越えよう」みたいなノリのプロジェクトって結構あった気がするけど,それ以後は「シリコンバレーの流行に上手く乗っていこう」になった。

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自分で作った論組(プログラミング)言語を自分のプロジェクトで使い続けるの,単純に強いな。流石に7年もやってると,問題が発生した時,原因が手に取るように分かる。

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