{文字}{キリル}{素描}(3)

{キリル文字 K#F85E/4970}

キリル文字(露:Кириллица,英:Cyrillic alphabet)は,主にスラヴ諸語で用いられる文字体系である。

キリル文字の起源と教会スラヴ語

スラヴ人へのキリスト教布教活動

キリル文字は,東ローマ帝国時代,中央マケドニア地方の首府テッサロニキ出身の兄弟,キュリロスメトディオスが,ギリシャ文字を元にして発明したグレゴール文字が,後にキュリロスらの弟子によって改善され,キュリロスの名が冠されたものである。

その動機は,862年,モラヴィア王国が,東ローマ帝国に対し,伝道師の派遣を求めてきたことによる。しかし,当時スラヴ語には文字がなく,布教のためにスラヴ語の発音にあわせた文字を作り出した。

この最初期に成立したスラヴ語の文語を「(古代)教会スラヴ語」という。

(135){キリル文字}{ӿ}{Ӿ}{ѷ}{Ѷ}{ѵ}{Ѵ}{ѳ}{Ѳ}{ѱ}