{0.001}{SLFS}{Slackware64 13.37}{LFS の初回構築に成功}{ある仮想機}{SLFS 試作版}(6)

{SLFS 0.001 K#F85E/4686-FA7C}

希哲11年4月29日〜。

希哲11年5月5日午前1時頃,はじめてログインに成功。LFS からパッチや手定めなどの手順を飛ばし,大雑把に備立した。ホスト環境は VMware Workstation 7.1.6 上のSlackware64 13.37

ネット接続,OpenSSH 接続,X.Org Server の備立などを終えたものの,startx〈No devices detected.〉〈no screens found〉のエラーが発生。VMware 向けのカーネル構配済み,X 用ドライバも引装済み,lspci でデバイスも表示出来る状態で原因不明。途中で飛ばした過程に依存か。

希哲11年5月10日,不具合調査も兼ねこれまでの手順を整理した後,本試作版は破棄,2号に移行することにした。

希哲11年5月11日午前5時頃,X の起動に成功。ビデオカードを認識しなかったのは /sys をマウントし忘れていたからの様子。その後もマウス・キーボード関連で四苦八苦したがなんとかエラーだけ回避して通過。入力には無反応の黒画面だが,ログを見る限り特にエラーは無く,本試験版の一応の目的は達した。

希哲11年5月12日午前4時頃,しばらく粘っていたら無事マウス・キーボードの認識と xtermの起動に成功。重要なファイル システムのマウント,acpid の起動,udevd の起動と udevadm による設定をした上で,xorg.confXorg -configure で生成し,マウスの Device オプションを削除しドライバを mouse から vmmouse に変更した状態。これにて本試験版は破棄とする。

希哲11年5月14日,抹消する前に外付け HDD に用意したパーティションに丸写しし,主力機で起動出来るか実験開始。しばらく試行錯誤したものの 〈No working init found.〉 のパニックで起動せず。

希哲11年5月19日午前7時頃,主力機の比較的安全なパーティション(sda3)を利用(外付けからまた rsync でコピー)して起動・ログインに成功。LILO では最低限の設定で良く,特別な応変子は不要だった。外付け USB HDD では同じ設定で〈VFS: Unable to mount root fs...〉というパニックが発生したが,rootdelay を適当に20に設定するだけで今回は起動に成功した。ただし,現段階ではログインまで確認出来れば十分であるためその先は未確認。恐らく様々な不具合がある状態。

以前 rootdelay を設定しても外付けから起動しなかった原因は tools/ をもう不要と思い込みコピーしなかったこと。実際にはライブラリがまだ依存していた。内蔵 HDD のパーティションでも同じパニックで起動しなかったため,当初睨んでいたハード認識の問題ではないことに気付いた。

当初,抹消して2号を作るつもりだったが,仮想機上ではなく実機での開発環境を整備しつつあり,特に消す必要も無くなったため,しばらく保存しておくかもしれない。

希哲11年7月6日,虎哲全域での点零記法の採用に伴い「SLFS 試作版1号」から「SLFS 0.001」へ版号表記を変更。