「賄賂はあって当然」論の間違い

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲10年(2016年)
05月16日 16:43
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

2020年東京オリンピック招致の賄賂疑惑に関して,「賄賂はあって当然」という声もある。もちろん,これだけ大きなイベントが綺麗事だけで動くわけはない,というのはごくもっともな話だ。ただ,それを問題がないかのように扱ってしまうのは明らかに愚論だ。ここはいくらでも強調していい。

例えば,プロレスを考えてみれば良い。プロレスはある種の演待エンターテインメント〉であるというのは常識だが,かといってそれを表面に出して成立するものではない。「公然であること」と「公然の秘密であること」の間には大きな壁があるわけだ。汚ないことがある,という認識は正しくてもそれが当たり前だから問題が存在しないかのように言う者は,ここを考えていないのではないかと思う。本当に問題がないのなら,堂々と「五輪は金で買った」と言えば良い。それが出来ないことの意味をもう少し考えてほしい。

汚ない手を使っても上手く物事を進めることが出来ていれば現実主義の政治として評価も出来るが,ここで馬脚をあらわしている時点で本件に関して擁護できることは何もない。また,「こんな単純な失敗はむしろあり得ない」というような弁護をしている者もいるが,東京五輪に関する問題の数々をみればそれも説得力に乏しい。全体的に見て,今回の五輪関係者は単純に間抜け揃いなのだと思う。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.01
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