アイスランド(英語:Iceland)は,北ヨーロッパの国家である。
9世紀〜10世紀,無人島であったが,ノルウェー・ヴァイキングがケルト人を伴い移住。
首都はレイキャヴィーク (Reykjavik)。
経済
マントル上昇部分を地上に持ち,世界で最も地熱発電が利用されている。地熱発電との併用で、水素の燃料利用の先進国である(水を分解するための電気を火力発電に依存しないため)。
かねてからその経済発展が注目されていたが,一時金融危機に陥いる。現在は回復傾向にある。
文化
言語
アイスランド人の典型的な名前には姓・苗字がなく,名前・父称で構成される。
父称は男性の場合「父の名(属格)+son(〜ソン, 〜の息子)」,女性の場合「父の名(属格)+dóttir(〜ドッティル, 〜の娘, daughter の系統)」。
例えば,父の名が「ヨン」(Jón)なら,息子は「ヨンソン」(Jónsson),娘は「ヨンスドッティル」(Jónsdóttir)を自分の名前の後に付ける。
学問
国民の識字率は99%以上を保っており高水準である。
中世アイスランドにおける学問・文化の中心地オッディ(Oddi,南部)であった。『新エッダ』を著した詩人・歴史家スノッリ・ストゥルルソン(1178-1241)が学んだ。
政治
政治史上でも特筆すべき点がある。
930年に発足したアルシングは世界最古の近代的議会といわれ,1980年にはヴィグディス・フィンボガドッティルが世界初の女性大統領として就任した。