画像埋込みを渡括の一用法と解釈するんですね,なるほど。
描写記法(デラング)については,もっともなご要望だと思います。普及を考えれば,使い慣れた記法が使えるというのは大きな利点です。
AsciiDoc や Markdown の記法も勉強して,採り入れられるものは採りいれていこうと思います。
お察しの通り,描写記法は輪符を中心に,デライトに最適化したものになっている(せざるをえない)ため,これ自体は独自の言語と捉えるしかないかなと考えています。
例えば,画像の挿入に関していうと,デライトではあらゆる利素(リソース)の埋め込みを渡括(トランスクルージョン,参照埋め込み)と捉え,識別子の先頭に + を加えるという記法を採用しています。今のところ画像だけですが,近いうちに知番を指定して,他の描写を埋め込むことも出来るようになる予定です。
このように,描写記法はデライトにとって理想の記述言語を目指して,あえてゼロから構想しています。となると,どうしても既存の標記言語との差は大きくなります。これによって,とっつきにくいものになるという問題をどう緩和するか,というのも一つの課題です。
この問題に関しては,今のところ,機能単位で出来る限り他言語の有用な記法を採り入れていく,という方針で対応するつもりです。普及していて合理性があり,描写記法に調和する記法を選択的に採用して,一つの書き方にこだわらず,記法の選択肢を増やしていく,という感じです。
どうしても個人的に使わない機能は優先順位が落ちてしまうので,こういう記法が欲しい,というご要望はどんどん頂けるとありがたいです。