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{ミハエル・スウェールツという画家 K#F85E/FFD7}

私は,ミハエル・スウェールツ(Michael Sweerts)という17世紀の画家が好きだ。ウェブを見るに,日本での知名度はほとんど無いようだが,絵の伝わり方からして歴史的に成功した画家には違いない。私はずっとこの画家が気になっていたのだが,情報に乏しく Michael Sweerts の読み方もよく分からなかった。さっき,やっとカタカナ読みの例を見つけたので,とりあえず「ミハエル・スウェールツ」と呼んでおく。

彼の描いた人物画は,なぜかとても心地良い。私も人並以上には肖像画の類を観ていると思うが,格別の印象を受ける。描かれている人物が少年でも壮年でも老婆でも,共通して生命が吹き込まれているような感じがする。人物たちが理想的に美しいわけではない。要は,共感できるということなのかもしれない。レンブラントにもフェルメールにも覚えない,この感覚がどこから来ているのかは不思議だ。