個人知識管理(PKM)は人類知のあり方を変える。まだなかなか理解してもらえていないが,これはデライトも含めた希哲館事業の根底にある考えだ。
ヨーロッパでは,中世から近代に移り変わる過程で新しい思想家が多く生まれた。彼らは,宗教的権威から人間の可能性を取り戻そうとした。
累新や啓蒙時代のような運動が,デライトのような個人知識管理サービスを中心にまた現れるだろう,と私はみている。
いまや技術は「新しい神」となりつつある。人工知能や仮想通貨(暗号通貨)に対する熱狂も,人間を越えた何かへの期待という意味で,かつての神への信仰に近いものがある。
私が提唱する,個人知識管理サービスの発展形としての知能増幅(IA)サービスは,「新しい人間」のための技術だ。
司組に埋没しつつある人間の可能性と主体性を取り戻す。そんな世界史を変えるような運動が,日本から始まろうとしている。