古代における最初期の代表的哲学者ソクラテスの登場以前を指す哲学史用語。
『新機関』(ノヴム・オルガヌム)は,フランシス・ベーコンの著作である。
一部,アフォリズムを用いている(アフォリズムを自然な表現形式として高く評価している)。
単純枚挙による通俗的帰納法を批判し,真の帰納法を提唱。
論理学・スコラ学批判,アラビア人・錬金術批判,アリストテレス批判,プラトン批判。アリストテレスとプラトンの哲学の権威を否定している。
自然哲学が等閑にされてきたことを指摘し,その重要性を説く。
古代は年少であり,我々の時代の方が多くの経験を持っている。
いわゆるソフィストたち,ゴルギアス,プロタゴラス,ヒッピアス,ポロスも,その批判者プラトン,アリストテレス,ゼノン,エピクロス,テオフラストス,クリュシッポス,カルネアデスらも大差なく,放浪したか学校を開いたか,報酬を得たか無報酬だったかの違いでしかない。それよりも古い時代のエンペドクレス,アナクサゴラス,レウキッポス,デモクリトス,パルメニデス,ヘラクレイトス,クセノファネス,フィロラオスらのほうが純粋な真理の探求者だった(ピュタゴラスは迷信的として除外されている)。