翻訳

描主宇田川浩行K#F85E
上描き希哲8年(2014年)
07月09日 01:26
下描き希哲6年(2012年)
06月18日 11:14
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

宇田川の理論では,言語における綜合の一種。

一覧

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微合いバイト)に「合い」を使うのは「微値(ビット)を寄り合わせる」(丁合い…)だけでなく「微列(ビット列)の形態(色合い・地合い…)・適合性」も表現出来ていて意外に悪くない。ただ画数が多く扱いやすさに難があるか。送り仮名は省けるし GB,TB の類と併用も出来るが……。

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微値(ビット),微合い(バイト),微成り(バイナリ)は結構好きだ。音声的にもそれと分かりやすいし。

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しかし「微列」は広義の「ビット列」と紛らわしい。バイトは「標準的に用いられる長さのビット列」のことなので,ここを上手く表現したい。微体微定微合い……。

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出与え(データ)の最小単位となる二進数の1桁を微値(ビット)といい,複数の微値を微列(バイト)という。また,出与えが微値で表現されていることを微なり(バイナリ)という」……まあ悪くはないな。

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ビットを「」で表現するならバイトは「微列」の方が直感的か。ちなみにビットコインは「微貨」と訳していた。

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そういえば,昔,ビットを「微値」とか訳してたな。64ビットを「64微」,24ビットカラーを「24微色」とか表現出来たら結構かっこいいと思うのだが,「バイト」をどうするかが難しかった。倍になっていくから「倍列」か?

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前方互換」「後方互換」という翻訳のまずさは,時間的な意図なのに空間的な語感になっていることと,一般的な日本語話者の時間的「前後」感覚と逆になっていることにある。英語の〈forward〉〈backward〉は未来・過去という意味でも使われるので,例えば「以後(将来)互換」「以前(過去)互換」などと改訳しても良さそうだ。

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付徴」(ふちょう,フィーチャー)という訳語,便利だな。「特徴付ける」の単純な漢語化でもあり使いやすい。

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最近,EmacsEmacs Lisp を勉強し直しているので,いっそのことマニュアル翻訳してしまおうかと思っている。

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トークン」(token)をどう訳すか少し考えたが,当記当験特験特句特項……このあたりで何か出来そうだ。

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そういえば昔,「名間域 」(なまいき)とか「名前守蔽子」(なめえすぺいす,江戸っ子風に)とかまで考えたことがあったな。

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訳語「名前空間」が気持ち悪いのは,「なまえ」という柔らかく日常的な大和言葉と,「空間」という漢語にちぐはぐ感があるからだと思う。導入がぬるっとしているというか,後のせサクサク感があるというか。「名称空間」だと平坦に非日常的な語感でまとまる。

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もっと意訳していいなら,「名称域」とかにしたいくらいなのだが,流石に変え過ぎると読み替えが難しくなるので,まずは「名称空間」くらいで良いんじゃないかと思う。

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これ,神経質なようだが,これからの情報技術教育を考えると馬鹿に出来ない問題だ。これまでのように,国語が苦手な技術者が触れるだけなら「名前空間」みたいなこそばゆい訳語でも構わないが,例えば普通の学校で子供たちに「名前空間」なんて言葉を教えたら,絶対に拒絶反応を起こすと思う。

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ただ,「名前解決」とか,論組(プログラミング)のみならず普及しているし,これを是正するべきなのかどうか。希哲館の翻訳体系をこれから普及させていくことを考えると,ついでに改訳してしまうべきなのか。「名前」と「名称」,読み替えは容易だし混乱するというほどのことでもない。

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ところで,「名前空間」という用語,すっかり定着してしまっているが,昔から結構気持ち悪い。たぶん,「なまえ」というのが大和言葉で,機械的な表現に調和していないからだと思う。「名称空間」ならちょっとマシになる。

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久しぶりに使って再確認したが,「参派」(さんぱ,サードパーティ)は我ながら名訳だと思う。 参加・参入の参と三の大字をかけて,音的にもぴったりで,カタカナ語の3分1以下に文字数を短縮するという。非の打ち所がない。

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さっきの,root をどう訳すかという話,今しがた UID 0 の「」を使えば結構いい線行くことに気付いた。根底という原義を尊重すれば「零底」なのだが,個人的にたまらなく惹かれるのが「零帝」だ。ニルヌルを「如零」(にょれい)と訳した時以来ゾクっとした。

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以前,ソートを「揃え」と訳していたのだが,「混ぜ揃え」(マージソート),「番揃え」(バブルソート),「急揃え」(クイックソート)とか,意外としっくりくる日本語があてはまって面白かったな。

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ライオンを「雷王」と訳したくなる時がある。雷鳴のように吼える百獣の王だから。

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そういえばファイアーウォールを「防塁」(ぼうるい)と訳したことがあった。ウォールの音写のつもりだったのだが,防塁という言葉は古い軍事用語としてちゃんとあって,元寇時のそれは後に「元寇防塁」と呼ばれた。一番面白かったのは,中国語読みで「ファンレイ」だったこと。

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ただ,こういう翻訳語の話題って本当に人気が無い。どう考えても面白いだろうと思うし,希哲館事業が発足した10年くらい前にはこの手の話題を扱ったサイトもちらほらあった。世界金融危機で疲弊して英語追随の風潮が出来て,日本語に期待する人がもうあまりいないのかもしれない。

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結構前に考えた訳語だが,「筒路」(とうろ,トンネル)と「着路」(ちゃくろ,チャンネル)という訳語も今思うと我ながらよく出来ている。中国語読みするとトンルー,チェールーなのも素晴らしい。

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やはり,データベースは「出与え場所」,略して「出場」(でば)としておくのが無難なのか,と思ったがやはり一見すると出場(しゅつじょう)と紛らわしい。となると「出場所」か。となると出与え場も捨てがたい……となるからやっぱり出場でいいや。

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台録」(ディレクトリ)という希哲館訳語も私の中でもうすっかり定着したな。使いやすい。〈directory〉は元々「名簿」などを表す言葉で,広義の「台帳」と捉えられる。「台本」ともいうように,「」は基礎になるものという意味でも使われる。

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ブックマーク」を,場込め場噛み場噛ませ場向け……このあたりで訳せそうな気がした。ちなみにパス(path)は「場筋」(ばすじ)と訳している。

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特に榕菴と私の翻訳活動は似ているな,と思うことがあるが,私の場合,希哲館事業のために必要だからやっているだけで特に影響を受けたわけではないから尚更不思議だ。

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最近,コンビニエンスの訳語「近便」(こんびん)が再び私の中で面白くなっている。これを思いついた後,セブン-イレブン獲句(キャッチコピー)が「近くて便利」であることに気付いた時は妙な感動があった。

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そういえば,リポジトリをどう訳すかという問題はまだ解決してなかったな……。履保立本利本立保履本利保……これも決め手に欠けるどんぐりの背比べ状態だな。

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ついでに,チューニングは「調安」(ちょうあん)で確定するか。

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好修」(カスタムカスタマイズ)……意外としっくりくるな。本当に,何でも試してみるものだし考えてみるものだ。

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そういえば,「カスタム」(カスタマイズ)の訳語も難題だった。それも,結構良さそうな訳語が色々出来て迷っている。「手を加える」を単純に漢語化した「加手」(かしゅ),少し捻った「加修」,原義により近い語感の「顧修」,もっと単純に,「勝手」(かって)をそのまま使う等々。

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『レ・ミゼラブル』といえば,『憐情』(れんじょう)という邦題を考えたことがある。『噫(ああ)無情』が廃れてしまった今,これしかないと思っているのだが,ミゼラブル記法を「憐情記法」とすることで普及させる手もあるな。

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スクリプト」(script)の訳語をどうするか,ずっと考えていた。「スクリプト言語」という時のスクリプトは「台本」の意。草記素記即記素繰り……案は大量に出たのだが,どうしても決め手に欠けていた。さっき,「即起」という語を思い付いて少し心が揺れた。

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スクリーンショットの訳語を以前からあれこれ考えていたのだが,今日「即覧」という訳語を閃いてこねくり回した結果,「画面撮り」,略して「画撮り」で決着した。宣伝に使われる言葉でもあるので,解説されなければ分からない技巧的な訳語より,誰でも直感的に分かる平易な訳語が良いという結論に。

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ちなみに,引括(インクルージョン),渡括(トランスクルージョン)はともに希哲館訳語。私はもはや希哲館訳語なしに技術文書を書く気になれない。言語としての表現力が違い過ぎる。

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カーネルの訳語は「核脳」で確定。一日考えてみたが,これ以上のものは出てきそうにない。他の希哲館訳語と組み合わせるとカーネル モジュールは「核脳模従」,カーネル コンフィギュレーションは「核脳構配」などと表現出来る。

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これまで,モードmode)の訳語として「模動」(もどう)を使っていたが,「模度」(もど)の方が良い気がしてきた。モードはラテン語〈modus〉に由来するが,これには尺度という意味がある。

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漢字綿」には「細かい」(綿密)の他に「続く」(連綿)の意もあるのでメンテナンスの訳語に上手く使えそうなのだが……。「綿点」で「継続的点検」と解釈するか?

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メンテナンスを綿密点検の意で「綿点」(めんてん)と訳していいものか。

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割と古い希哲館訳語に,論組プログラミング)における「コンテナ」にあてた「梱体」(こんたい)というのがあるが,Docker などのおかげで最近は仮想化の文脈でも利用価値が出てきた。

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ポスト〜」というカタカナ英語をどう訳すか,というのは結構難しい問題なのだが,最近「没〜」と「脱〜」を組み合わせると割と妥当な語感に落ち着くことを発見した。あるものが没落していくような状況を表わす時には「没〜」,そのものから脱しようとする運動などを表わす時(ポスト〜イズム)には「脱〜」を使う。例えば,ポストモダンは「没近代」,ポストモダニズムは「脱近代」と訳せば割と直感的だ。と,ポスト・トゥルースを「没真実」と訳してみて再確認した。

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