古代
各地で,寺院が財の保管・貸付を行っていた。聖域であることを利用して,安全性や債務の重責を維持した(この点は,中世日本の土倉なども同じ)。
古代ギリシャでは,都市国家間の移動のため,両替商が繁盛した。貸付も行われていたらしい。
イタリア
両替商 (banco),メディチ家
日本
中世
江戸時代
ユダヤ
近代的銀行は中世末期のイギリスに始まる
当時の主要な決済手段は金。
市場経済の勃興により,多額の金を抱える物が出てきた。
金所有者は、最も頑丈な金庫を所有する金細工屋 (Goldsmith) に預けた。金細工屋は,預り証を金所有者に渡した。
次第に,預り証だけでも流通するようになる。これが紙幣の起源であるといわれる。
金細工屋は,やがて金の貸し出し運用を始める。金が引き出されても,それを受け取った業者がすぐ預けにくることで保有量が一定であることや,預り証の流通で実際に引き出される機会が局所化されたことによる,