名前空間

描主宇田川浩行K#F85E
上描き希哲7年(2013年)
07月11日 00:53
下描き希哲7年(2013年)
07月11日 00:53
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

ナマクウ

この描出は「素描」です。

一覧

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希哲館訳語の主な焦点は,翻訳されずに放置されているカタカナ語の翻訳にあるのだが,定着してしまった悪訳の改訳を試みることもある。過去には浮動小数点を「浮点」としたり,最近では名前空間を「名称空間」にしたり。

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この前「名前空間」の改訳語として「名称空間」を採用したのだが,C++ 用語の中でも悪名高い「無名名前空間」は では「匿名空間」にしておこう。こういうの大事。

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情報技術用語って,初学者にとっては「抽象度が掴み辛い」というのが壁になりがちなので,「名前空間」を「名称空間」にするだけのことにも意義はあるのだと思う。

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そういえば昔,「名間域 」(なまいき)とか「名前守蔽子」(なめえすぺいす,江戸っ子風に)とかまで考えたことがあったな。

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訳語「名前空間」が気持ち悪いのは,「なまえ」という柔らかく日常的な大和言葉と,「空間」という漢語にちぐはぐ感があるからだと思う。導入がぬるっとしているというか,後のせサクサク感があるというか。「名称空間」だと平坦に非日常的な語感でまとまる。

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もっと意訳していいなら,「名称域」とかにしたいくらいなのだが,流石に変え過ぎると読み替えが難しくなるので,まずは「名称空間」くらいで良いんじゃないかと思う。

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これ,神経質なようだが,これからの情報技術教育を考えると馬鹿に出来ない問題だ。これまでのように,国語が苦手な技術者が触れるだけなら「名前空間」みたいなこそばゆい訳語でも構わないが,例えば普通の学校で子供たちに「名前空間」なんて言葉を教えたら,絶対に拒絶反応を起こすと思う。

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ところで,「名前空間」という用語,すっかり定着してしまっているが,昔から結構気持ち悪い。たぶん,「なまえ」というのが大和言葉で,機械的な表現に調和していないからだと思う。「名称空間」ならちょっとマシになる。

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