schema
構造方式,のつもり。
スキーム(scheme)とスキーマ(schema)を「素決め」(すぎめ)と訳した。これは久々に嬉しい着想だった。というのも,漢字というのは基本的に便利なもので,漢語的な造語は殆んどこの体系のおかげという気がしてしまうのだが,和語混じりであったり,日本語的な漢字用法を含む造語が上手くいくと一段上の達成感があるのだ。
スキーム/スキーマというのは,ギリシャ語における「姿」や「形」を原義とし,英語では計画・設計や枠組み・骨子といった意味を持つ言葉だ。「素」(す)というのは装わない純粋な様を表すから,「素決め」で骨子を定めるという意味を持たせられる。もちろん,素地や元素の意味で「もと」や「そ」と読んでも大意は変わらない。
これも情報工学では多用される概念なので,利用価値は高いだろう。