Berkeley Internet Name Domain
dig(1) も bind から unbound に変わった時にバイバイしたようで、いまは ldns の drill(1) を使うようです。
もう、キャッシュサーバとは別配布なので変わらない…といいな。
しばらく SunOS の頃の知識が通用しましたが、
IPv6 に対応したあたりから、急に動き出した印象です。「キャッシュサーバ兼コンテンツサーバは良くない」
と bind の開発元の ISC が言い出すなんて昭和の頃は、考えられませんでした。
第5版。クリケット・リュウ,ポール・アルビッツ著,小柏伸夫訳。
全体として体系的によくまとまった DNS,BIND の解説書。著者の二人はヒューレット・パッカードの技術者であり,リュウ氏は hp.com の管理に携わっている。
p.215-216 ではサブドメインの命名法について,経験に基く教訓が説かれているが,2点異論がある。一つは,「簡略化しすぎて読みづらい名前をつけないこと」について。プログラミング関連の書籍でもよく言われることだが,分かりにくい略語でも冗長な英単語でもなく符号英語を使うのが最善だ。もう一つは,「すでに存在する(もしくは予約されている)トップレベルドメイン名をサブドメイン名として使ってはいけない」(Sendmail など一部のソフトウェアが意図しない探索を行う可能性があるため)について。確かに,これを守った方が無難ではあるが,近年の TLD 事情を考えるともはや無意味になりつつある。階層的な名前空間の意義も考えれば,本来は運用でカバーすべき問題だ。