日本人の精神性

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲13年(2019年)
04月28日 13:32
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
この描出は「素描」です。

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それの何が悪い,と言われると,ちょっと困る。コバンザメだってハイエナだって,人間価値観からすれば情けなく見えるだけで,彼らも彼らなりの正義を生きているのだろうから。日本人はずっと強者のおこぼれに預かる民族で良いんだ,と言い切られれば何も言えん。

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GAFA を越える企業を作る,のではなく GAFA で働くことがと何の疑問もなく語る日本人の多さにちょっと考えさせられる。

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日本人の精神にはやはりどの時代に基礎を置くか,というのがあって,例えば皇室公家の末裔はまだ古代の住人だし,徳川家はまだ近世の住人だし,薩長の末裔はまだ近代の住人でいる。私はといえば,「隠された時代」こと中世日本からやってきた。

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波風を立てたくない,大きな流れに逆らいたくない,という日本人の精神性がこの状況を生んできたのは明らかで,それは技術革新の遅れにもつながっている。ただ,私はこの「遅さ」は必ずしも悪いことではないと思っている。加速し過ぎたイギリスアメリカの政治的混迷をみれば。

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日本はもう精神的な意味では堕ち切ったのだと思えばいい。ここからは上がるだけだ。我々は今,「新しい焼け野原」に立っている。

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ハリウッドシリコンバレーなんか目指さなくていい。それを越えるものを日本に作ればいい。日本語は国際的に通用しないというなら,日本語を英語以上に価値のある言語にして,世界中の人が学ぶようにすればいい。いまの日本人が必要としているのはこういう精神性なのだと思う。

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令和の何となく盛り上れる雰囲気に多くの日本人が乗り,それが一部の人には同調圧力と感じられている現象,良い悪いではなく日本という国の特異性を象徴しているようで興味深い。戦前の空気感もこういうものだったのかもしれない。

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後年,この記録は新元号に沸き立つ多くの日本人と私の精神性の差を象徴するものになりそうだ。

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……とは簡単に言うが,1600年頃から約400年かけて作り上げられた日本人の精神性にメスを入れる大仕事だ。

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既成の秩序からはみ出る事を恐れ,寄り集まって生きる日本人の精神性を「奴隷根性」と呼び嘲笑するのはたやすい。特に私のような人間には。……しかし,それで何が解決するのか。言葉一つで日本人が奮起したためしはない。

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この「寄らば大樹の陰」という日本人の精神性は,特に戦後,欧米個人主義合理主義と比較され未熟さと考えられてきた。しかし,今その欧米が陥っている政治的混乱をみれば,個性や合理性をしばしば犠牲にする日本人の協調性が日本の稀有な政治的安定に寄与していることは疑いようがない。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.01
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