{あれ K#F85E/5B28-5805}宇田川浩行 「日本」は,個人の外にあって一億人を包み込んでいるもの,というのは極めて貧弱な想像力だ。「日本」は,一億の精神の内にある一億の国家像の共通部分なのであり,そこでは個人が主,国家は従である。
{あれ K#F85E/5B28-B1DF}宇田川浩行 日本人,日本人,と言っていると民族主義や国家主義のような印象を与えかねないが,それは誤解。これは日本人である私,日本人であるあなた,個人個人の自由と主体性の問題なのだ。
{あれ K#F85E/5B28-8511}宇田川浩行 日本人にしか創れないものを創ろう。また,日本人には敵わないと世界に言わせてやろう。誰に届くか分からなくても,私はこういうことを命ある限り言い続ける。
{あれ K#F85E/5B28-8B16}宇田川浩行 私は,シリコンバレーあたりの流行を孫引きして喜んでいる日本人をこれ以上見たくないし,カタカナ語まみれの日本語もこれ以上見たくない。誰も聞きたくなくても,私は何度でも言う。
{あれ K#F85E/5B28-CDBD}宇田川浩行 現在の日本人が抱えている問題,こと知識産業におけるそれは,何の遠慮もせずはっきり言ってしまえば,「外来知識の切り貼りしか出来ていない」ことだ。知識に日本人の血が流れていない。
{あれ K#F85E/5B28-DF60}宇田川浩行 日本の情技(IT)産業が飛躍する時というのは,日本人が自らの感性や思考を最大限に活かして知的創造をする時だ。そこで母語である日本語が軽視されていいわけはないので,希哲館訳語のようなものは必ず要請される。