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数十分でもまともに頭を使って考えれば「配分子」と簡単に訳せるものを「アロケーター」と何十年も書いてきたのだから,日本の情技(IT)業界も進歩しないわけだ。まともに言語を使ってないのだから。
まあ,「割り当て子」という訳語も微妙だが,それでも「アロケーター」というカタカナ英語に頼りっぱなしの思考停止よりは好感が持てる。これも彼らに言わせれば「訳してもすぐ陳腐になるから無駄」なのだろうか。多分,何十年と使われている概念だと思うのだが。
アロケーターを「配分子」と訳そうとしてちょっと気付いたのだが,アロケーションって「確保」とはちょっと違う意味だし,「割り当て」はちょっと漢語的な複合語と相性が悪い。となると「動的メモリ確保」も「動的記憶配分」等に訳し直した方が良いな。