希哲13年4月8日

描主宇田川浩行K#F85E
上描き希哲13年(2019年)
04月09日 02:01
下描き希哲13年(2019年)
04月08日 01:06
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

最近,日本の情技業界に対する危機感と自分の育ちに強い関連性があるのではないかと思うようになった。これまでも漠然と考えることはあったが,自分の身近に「日本情技業界の縮図」があったという自覚がはっきりとしてきた。

それはそうと,毎朝日を浴びるようにするにしても今の睡眠時間帯ではどうしようもないため,今晩からもう一度睡眠調整を行うことにした。

一覧

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ラテン文字は表音文字とはいっても,やはり綴りには歴史的な名残りがあったりして,視覚的な表現力というのも無視できない。「ライト」と書けば〈light〉〈right〉〈write〉の代わりになるかといえば,そんなわけはない。

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技術者にはカタカナ語がなぜ駄目なのか分かりにくいかもしれないが,仮名はあくまでも日本語に合わせて単純化したもので,当然だが表音文字としてラテン文字と同格ではないし,どうしても漢字で表わしにくい語を表現する補完的な手段というのが合理的な位置付け。何でもカタカナ化するのは日本語の機能劣化でしかない。

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日本の情技(IT)業界が停滞している大きな理由の一つに,「日本語の表現力不足」がある。これに関して私以上に意識して具体的な取り組みをしてきた者はいないと思うのだが,裏を返せば,非常に認識し辛い問題だということでもある。英語で考え英語で表現すればいい人間と,それをカタカナで模倣している人間,どちらが有利かは言うまでもない。昔の日本人がやったように,新しい時代において日本語が持つ潜在力を最大限に引き出すには大規模な翻訳運動が必要だ。

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希哲館訳語の主な焦点は,翻訳されずに放置されているカタカナ語の翻訳にあるのだが,定着してしまった悪訳の改訳を試みることもある。過去には浮動小数点を「浮点」としたり,最近では名前空間を「名称空間」にしたり。

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前方互換」「後方互換」という翻訳のまずさは,時間的な意図なのに空間的な語感になっていることと,一般的な日本語話者の時間的「前後」感覚と逆になっていることにある。英語の〈forward〉〈backward〉は未来・過去という意味でも使われるので,例えば「以後(将来)互換」「以前(過去)互換」などと改訳しても良さそうだ。

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近年の論組(プログラミング)言語や周辺通類(ツール)の乱立が問題なのは,ほとんどの人が,それらを十分に理解し比較検討した上で選択しているわけではないということにある。よくわからないまま技術の種類だけが増えていく,ということは要するに知見の分断が進んでいるということだ。

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NetBeans,一時期よく耳にしたな。今どうなってるんだろう。

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OSS ほどいわゆる性善説に依存したものもないなと思う。多くの人が信用すべきかどうか分からないようなサイトからパッケージを落としてきて使ってるし……でも,邪教に目覚めたリーナスLinux に悪意のある交度(コード)を忍ばせてテロが出来るかというと,たぶんそれも難しいだろうな。

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上位互換下位互換前方互換後方互換って,昔から知ってる言葉なのにいまだにこんがらがるのは何故だろう。

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日本の情技(IT)業界は死んでいるし,誰かが立て直さなければならない。これは何度でも言っていきたい。

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日本の情技(IT)業界に対する危機感って,私は多分誰よりも強くて,希哲館事業を発足させた10年以上前からとにかく現状を変えたいという思いでやってきた。業界外の人からすると内情がよく分からないだろうし,業界内の人は現実を直視出来ず内輪ノリで誤魔化そうとするし,黒船じゃないが「外国の脅威」を肌で感じるまで気付けなかったのだと思う。

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最近,なんとなく「日本の情技(IT)業界に対する危機感」の質が世間でも変わってきたような気がしていたのだが,これ,たぶん最近多い人材流出の話題のせいかもしれないな。

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この前「名前空間」の改訳語として「名称空間」を採用したのだが,C++ 用語の中でも悪名高い「無名名前空間」は では「匿名空間」にしておこう。こういうの大事。

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ただ,2020年でも遅いし,全面移行が2023年となると,流石にもう手遅れ感が否めない。module で提供されるライブラリが一般化する頃に C++ が求められる言語かというと……10年遅かったと思う。

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いまさら C++ をいじりまわすのが良いとは思わないが,引括(インクルード)という極めて原始的な仕組みに依存しているのはやはり問題だ。この点, では魔法引括(マジックインクルード)という機構でかなり合理化を進めたと思う。

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最近, でも模従(モジュール)という概念を考えていたのだが,そういえば C++ でも module が導入される頃なんだな。内容は結構違うが。

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