当初の想定よりかなり完成度の高いものが出来そうな気がする。
こういう書き方をすると,何だか天涯孤独の一匹狼みたいな感じだが,実際にはさほど孤独でもなかった。どちらかというと,鬱陶しいぐらい人間関係には恵まれていたと思う。もし私が天涯孤独の身だったら,もっと他人との関係を求めていたはずだ。このあたりにも,私の微妙な性格形成の要因がありそうだ。
実名を使っていようがいまいが,実体として「匿名的な人間」というのがいるのだと思う。たとえば,私の身元を知ったところで,私について知れることはほとんど無い。私は子供のころから周囲にとっても自分にとっても謎の存在でしかなかったからだ。
同じ実名でも,例えば「山田太郎」があまり実名的ではないように,実名性というのは特定可能性によって差がある。それでいうと,「宇田川浩行」のような実名性の高い名前を使ってこんなこと書きまくっていたら,国・時代・環境によっては社会的に抹殺されていると思う。とっくに。