{あれ K#F85E/4686-55BE}宇田川浩行 そもそも希哲学(フィロソフィア)という文化自体,プラトンから伝統的に選り人(エリート)主義で,民主主義(衆愚政治)批判が根底にある。そしてプラトンの構想した「希哲政」は失敗した。そして今,希哲学と民主主義を結びつけることが技術的に可能になり,要請されている。そこで現れたのが,希哲学を初めて全人類の文化として確立しようという希哲館だ。ここに希哲館創立をもって「希哲元年」とした理由がある。
{あれ K#F85E/4686-7DEF}宇田川浩行 大衆が知によって政治を担う……これだけ明快な希哲民主主義という発想がなぜこれまで生まれてこなかったのか,不思議に思えるかもしれない。だが,選り人(エリート)の多くは大衆の知的可能性を信じていないし,大衆は知に反感を抱いている。政治家は保身のため大衆を批判するより迎合することを選ぶ。簡単なことのように見えて,これが実は画期的なのだ。
{あれ K#F85E/4686-79B2}宇田川浩行 ここでいう「自立」は,日本で国政政党としての要件を満たした時,としておくのが妥当だろう。テレビで「希哲党」の名をよく見るようになった頃には,私は手を引いているだろう。
{あれ K#F85E/4686-9B3B}宇田川浩行 そういうわけで,今日,希哲12年(2018年)11月10日,希哲党を立ち上げることにした。社会分断を乗り越え,大衆が知によって政治を担う希哲民主主義の実現を目指す。獲句(キャッチコピー)は「大衆のように感じ,選り人(エリート)のように考える」。希哲館は国際機関として特定の国政に関われないため,あくまで自立までの整備を行うのみ。
{あれ K#F85E/4686-B8E2}宇田川浩行 いっそのこと,希哲館主導で世界初の希哲民主主義政党「希哲党」を立ち上げてしまおうかと思いつつある。もし立ち上げるとしたら,今日が一番良い。「11月10(良い党の)日」だし。
{あれ K#F85E/4686-187D}宇田川浩行 入門書は書き手に求められる知識水準が比較的低く,読み手も多いのでよく作られる。似たような入門書が複数あっても初学者は一通り買ってくれたりする。ところが,その先に進んで,もう少し体系的な知識を得たいと思うとまったく情報が無いということがよくある。門のところだけ綺麗に整備されていて,入ってみると茨の道が続いている。
{あれ K#F85E/4686-3154}宇田川浩行 世の中に「分かりやすい」を売りにするものは多くあるが,そのほとんどが「分かったような気にさせる」ものでしかない。本当の意味での「分かりやすさ」というのは,ある知識を正しく得るのに最適な道筋のことであって,すぐに理解した気になれるように歪めた情報を提供することではない。修得まで1年かかる知識には1年かけるしかない。すべきことは,その道程から出来るだけ余計な障害を減らすことだ。