{あれ K#F85E/E74C-4084}宇田川浩行 流石に,なんでも集め振り(アセンブリ)で書けば凄いと思っている人はもう見なくなったが,いまだに応司(OS)開発が核脳(カーネル)開発だと思い込んでいる人は結構いる。求められている仕事の層(レイヤー)の問題という意味では同じようなことなのだが……。
{あれ K#F85E/E74C-0BBF}宇田川浩行 GNU が応司(OS)開発望事(プロジェクト)として一定の成功を収めたのは,核脳(カーネル)開発にこだわらず,GNU/Linux という現実解も受け入れる柔軟性があったから。
{あれ K#F85E/E74C-B9E0}宇田川浩行 よく誤解されていることだが,いま応司(OS)開発をしようというのに,核脳(カーネル)開発から始める必要は全く無いというか,悪手ですらあるので,問題は Linux をどう利用するか。そこで SLFS。
{あれ K#F85E/5B28-5E36}宇田川浩行 もちろん,核脳(カーネル)開発に意味が無くなったわけではない。ただ,例えば Google の Apple や MS に対する優位性の一つは,「核脳に依存していない」ということだ。技術的負債を持たずに新しい核脳開発を悠々と進められる。独自核脳を「保守せざるをえない」のとは大きく違う。
{あれ K#F85E/5B28-8C99}宇田川浩行 昔は用者体験(UX)の差別化を計ろうと思うと究極的には応司(OS)開発が必要で,その要求を満たす核脳(カーネル)はどこかから買うか借りてくるか,あるいは独自に開発するしかなかった。ただ,いまは核脳自体は広模(コモディティ)化していて,事実上「Linux で十分」な時代になってしまった。ここで困ったのが,独自核脳に依存している Apple や MS。
{あれ K#F85E/5B28-736A}宇田川浩行 つまり,核脳(カーネル)開発への投資はもう企業にとってうまみが無い。Apple にも MS にも,「一旦」はアプリ,サービス開発に比重を移したいという本音があるはずなので,どこで決断してくるかだと思っている。