翻訳文化

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲12年(2018年)
02月13日 13:47
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
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ソーシャル ディスタンシングを「社会的距離」とするようなぎこちない翻訳語を見ると,現代日本語における翻訳文化の限界への焦りと,それでも翻訳を試みただけ偉いという気持ちとで複雑な気分になる。

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現在の主流ではないが,やがて主流になってやろうという精神があるところに翻訳文化が花開く。

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私が「第一次大翻訳時代」と呼ぶ江戸時代後期から明治時代頃にかけての翻訳文化成立した背景には,知識層の圧倒的権威があった。一握りの知識人外来語に触れ,それを翻訳して学界から人口に膾炙していく。その知識人もほぼ漢籍に通じていたので,漢語訳語が多数生まれた。

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もちろん,外国文化への関心が無ければ翻訳しようとすら思わないわけで,外国文化から学ぶ姿勢と自文化を尊ぶ姿勢が両立したところにしか良い翻訳文化は生まれない。その調和が今の日本では崩れているのかもしれない。

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翻訳文化に必要なのは,「自文化の主体性を保ちながら異文化に学ぶ」という難しい態度で,傲慢になりがちな時の超大国でも,自文化を育む余裕のない発展途上国でも翻訳文化は発達し辛い。かつての日本はその態度を持っていたのだが,悲しいかなその意味では発展途上国に近付きつつあるのかもしれない。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.01
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