SVG スプライトを background-image
などでも利用出来るようにする実装について考えていたが,ここは割り切って,原則,SVG アイコンは引連 SVG としてのみ扱う方針を決めた。
実装上の都合で background-image
を使っているだけのアイコンは別として,現状,背景とアイコンの二つの役割を持たせている二輪鎖を念頭に置いた検討だったが,背景としての二輪鎖も特定要素の端っこに置いているだけなので,一番楽な方法ではあるが background-image
を使う必要は無い。
<view>
の舞覧対応状況に不安があることはさておき,フラグメント識別子を付けると多重立求が発生する舞覧があることがどうしても気になる(手元の Linux 版 Firefox でも発生する)。background-image
を使いたいのが二輪鎖だけだったのでまだ問題は小さいが,SVG スプライトが十分に軽量でフラグメント識別子での参照が十分に少ないという状況でしか効率的ではない手法は範枠化出来ない。
スクリプトで補完した要素に background-image
を設定することも検討したが,そうすると実装コストが動的引連 SVG と変わらない上に,より柔軟性の低い参照方法でしかなくなる。
結局,アイコンはアイコンらしく,要素と一対一で扱うものと割り切った方が何かとすっきりする。