{機械翻訳}(1)

{弱機械翻訳 K#F85E/0BCA}

「弱機械翻訳(または弱自動翻訳,weak machine translation,WMT)」は宇田川の造語。

語の多義性等が機械的に解決できない場合に,翻訳文を無理に決定せず,利用者に選択肢を与える機械翻訳の事。

現在,一般的に利用できる機械翻訳は,文章を投入すると全自動で翻訳文が出てくるというものであるが,多くの場合に不自然なものとなる。

弱機械翻訳は,機械が翻訳文を決定することよりも,利用者に適切な選択肢を与え,より自然な翻訳文の作成に導く事を重視した機械翻訳である。

この決定力に着目した場合,翻訳文を全自動生成するものを「強機械翻訳」と呼ぶ。

「半機械翻訳」等という表現もできるが,意図を正確に表現しにくいので「弱」とした。