{素描}(1)

{名田制 K#F85E/0376}

みょうでんせい。

律令制末期,租税の方式を従来の一人一人からの徴収から,土地を単位とする徴収へと切り替え,国衙下の公領を単位を名(名田)として再編し,土地支配者から階層的に税を徴収することで,税制の効率化を図った。

この中心を担ったのが有力百姓の田堵であり,在野の支配層が生まれる契機となった。